寄付の教室の実施報告(2023年3月)

2023年3月11日(土)に、「はじめてのSDGs講座」第6回として「寄付の教室」を行いました。小学生から大人まで16名が参加して、社会貢献についての理解や身近に出来る事への意識を持ってもらうことが出来ました。2023年度に予定している社会貢献活動(ボランティア体験や食品寄付、古本寄付等)へのきっかけにもなりました。

寄付の教室とは

社会課題を知り、自らの価値観で社会的な活動を応援することの楽しさ、そして様々な価値観や考え方の違いを認識し、互いに助け合い自分たちがベストだと考える応援方法を選択していくことの難しさなどを、学ぶプログラムとして日本ファンドレイジング協会が提供しているものです。

当日は、教室内での寄付の模擬体験を通じて、自分の選択で行った寄付でどのような変化を起こすことができるかを学びながら、多様な価値観や物の見方への共感力や自らの意思で物事を選択するという、これからの時代に必要なスキルを体験することが出来ました。

参加者からの声

・個人でどこに寄付をするのか、グループの人はどんな考えを持っているのかを話し合うことで、いろんな意見が聞けて寄付の大切さが分かった。どんなに小さい寄付でも、寄付をすることで次につながるので、これからは寄付をしていきたい。(小学校5年生)

・他のグループの発表では、自分たちのグループとは違う視点で寄付先を選んでいたことに気づいた。これから自分が寄付する時は、寄付先を調べたり、周りの人の意見も聞いたりして、複数の視点から考える様にしたい。(小学校6年生)

・世界を変えるために色々な団体が知らないところでも活動をしていることを知ることが出来ました。寄付を通じて、知らない人同士・他人同士がお金を出し合って世界を支えるのが素敵だと思いました。(中学校1年生)

・寄付が多くの支援のために役立つものなのだと知れました。またお金だけではなく、寄付付き商品の購入でも支援につながるのだと分かりました。(中学校2年生)

・人それぞれ意見が違い面白かった。また大人と子どもで意見が違うのも驚いた。自分では気づいていないことに気づくとなるほどと思った。(中学校3年生)

・自分が直接ボランティアするのが難しいことでも寄付をすることで支援が出来るという意見にとても共感しました。自分で直接支援できないことこそ寄付を通じて支援することが大切だと思いました。(中学校3年生)

・外国で起こっていることは中々身近に感じにくいけれど、目に見えなくても世界で起きていることは私たちにも関係あることなので、国内の事だけではなく国際的なボランティアや寄付にも参加していきたいと思う。(中学校3年生)

・私の通う学校では毎週寄付をする機会があるので、比較的寄付が身近にある方だとは思いますが、学校での寄付は寄付先を学校が決めているので、自分で考えて自分で決めた対象に寄付するということをしてきませんでした。今回を機に、どの様なNPOが存在するのかを理解し、寄付という選択肢を意識していけたらと思います。(中学校3年生)

・これまでもユニセフ募金等の寄付をしてきましたが、今回の講座で、寄付は自分がしたいという思いでするものだということを改めて感じることが出来ました。これからも自分が興味のある機関に自分の気持ちを寄付で支援したいと思いました。(中学校3年生)

・グループや個人によって寄付する団体も金額も理由も様々で色々な観点から寄付先を検討することが出来たし、自分にはない意見はその発想に面白さを感じました。これからは寄付をして終わりではなく、その後もしっかり応援したり、活動報告を見ることもしていこうと思います。(高校1年生)

寄付の教室に参加しての振り返り資料より抜粋

■参加者募集の案内

■日本ファンドレイジング協会のメッセージ(寄付・社会的投資が進む社会)

今後について

不動プロボノネットワークでは、企業やNPO、地域で活動している団体等と連携しながら、コミュニティイベントや体験学習、社会貢献の場づくりを進めていきます。2023年度は「みんなのシェアで創る地元のまち」をテーマに活動を行いますので、子どもから大人まで多くの方のご参加をお待ちしています。また、ボランティアも歓迎ですので、何か手伝ってみたいと思われた方は、ぜひこちらのフォームからお声がけください。